すべてがスムーズですか?—
集中チームトレーニングによる
薬局ワークフローの改善
クアフュルステン薬局(独ブレーメン)のモニカ・ウォルターさんへのインタビュー
ドイツのブレーメンにあるクアフュルステン薬局では、もう長い間オーダーピッキングシステムを使用しています。今回、新入社員に直接、専門的なトレーニングを行うために、最適化監査を実施しました。集中トレーニングセッションにより、明確な構造を確立し、新しいスタッフを効率的にチームに統合することができるようになりました。
なぜ最適化監査を行ったのでしょうか、また、どのように実施しましたか?
私は以前から、薬局内のワークフローを最適化し、自動入庫払出システムなどをもっと精密なものにできることに気づいていました。しかし、日々の業務の中で、チームを集めてテーブルを囲む時間を確保するのは難しいことです。今回の監査では、時間をかけて、すべての仕事の手順(自分以外の従業員の手順を含め)を包括的に従業員に説明しました。これにより、チームワークが非常に強化され、チーム内で新しいワークフローを進行させようという意欲が生まれました。この道を進むのであれば、それを正確かつ迅速に行うべきであることは明らかでした。チームは対策を直接実行することに取り組みました。
対策の例を教えてください。
例えば、コンサルタントの提案で、バックオフィスに販売時点情報管理(POS)を追加しました。この投資はすでに効果を上げており、薬局内の他のワークフローを妨げることなく、お客様からの問い合わせにかなり迅速に対応できるようになりました。
監査を受けてみてどうでしたか?
非常にプロフェッショナルです。コンサルタントは私のチームと素晴らしい仕事をしてくれましたし、私たちと全く同じ波長を持っていました。従業員の個人的なスキルも考慮されており、全員が参加して貢献できるようになりました。彼女とは今後も連絡を取り合うつもりです。
モニカ・ウォルターさんは、ブレーメンのバール地区にあるクアフュルステン薬局を経営しています。この薬局は、医療機関が多いことで知られる地域にあり、薬局でのサービスに加えて、老人ホームに一包化した薬剤を届けたり、医院での診察、病院の紹介も行っています。
※海外の情報を掲載しています。すべての内容が、日本にあてはまるものではありません。
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